芸術

ART

伝統の漆芸技法×3D発想で、
新境地を拓く

漆塗りといえば、器、仏壇仏像などの美術工芸品等、日本人にとっては身近な工芸です。日本における漆芸の歴史は古く、縄文時代の遺跡から漆を塗った容器が発掘されていますが、飛鳥時代に仏教とともに漆工芸技術が伝来すると、蒔絵、螺鈿など、日本の風土と日本人の嗜好に合う美術工芸として発展していきました。姫路仏壇と呼ばれる豪華絢爛な仏壇でも知られる播州地方には、漆工芸の技術が今なお盛んです。今月は、姫路に、漆芸の新たな可能性を訪ねます。

旅について

About the trip

播磨発、ガラス漆アート「泳ぐ金魚」

アーティスト/漆芸家 江藤雄造さん

アクリル板やガラスに、まるで水の中を泳いでいるかのような金魚を描くアートで今、海外からも注目されている姫路在住のアーティスト・江藤雄造さんに、東京や台湾での個展開催に加え、重要文化財の修復作業など伝統技法を守る漆芸家・蒔絵師としての活動やオンラインでの金継ぎ教室開催などについて、お話をお聞きします。

旅の詳細情報はこちら

旅の支度

Tutorial events

伝統工芸「漆芸」について学びます。

興福寺の阿修羅像に代表される「乾漆」法で作られた仏像や、日常使いのお椀や重箱、仏壇など、かつては身近にあった漆芸ですが、現代では姿を消しつつあります。飛鳥時代に仏教と共に中国から渡来した漆芸の歴史や技法の種類、日本での現状について学びます。斬新なアートで注目される江藤さんの背景にあるものとは?

※事前イベントは、オンラインビデオ会議アプリ「Zoom」を活用して行います。

旅の当日

On the day

ガラス漆アート「泳ぐ金魚」製作秘話と金継ぎ体験

予約注文は1年先まで一杯という、江藤さんのガラス漆アート「泳ぐ金魚」。実際に描く作業を見せていただきながら、臨場感溢れる解説を直接お聞きする貴重な機会です。2021年、東京・台湾の個展で発表された最新作の話もいち早くお届けします。

漆工芸作家に学ぶ、本格的金継ぎ体験

漆工芸作家に学ぶ金継ぎを体験いただきます。リアルでご参加の方には、実際に直したいものを持ち込んでいただき、金継ぎを体験いただきます。オンラインの方は、江藤さんの金継ぎレクチャーを聞いていただき、伝統の技をご堪能ください。

今回は、「朔」の旅にふさわしい
京都の新施設からお届けします

2021年10月、京都東山の麓に位置する歴史ある岡崎に、築100年の米問屋の邸宅をリノベーションした研修施設が誕生します。手がけたのは、建築家・魚谷繁礼。今回は、日本文化をアートから再発見する「朔」の旅にふさわしい空間を、京都にご用意しました。

旅の記憶

Memory

「朔」×「泳ぐ金魚」ポストカード

個展以外ではなかなかお目にかかれない、江藤さんの「泳ぐ金魚」シリーズを「朔」オリジナルのポストカードにしてお届けします。

お土産

テキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入ります

語り手

Host

江藤雄造さん

アーティスト/漆芸家
「江藤漆美術工芸」代表

1982年兵庫県姫路市生まれ。高校(デザイン科)時代から、姫路市芸術文化賞受賞の蒔絵師・漆芸家である父・江藤國雄氏の元で漆芸を学ぶ。卒業後は和歌山、神奈川等で幅広い技術を習得。香川県漆芸研究所では、人間国宝・山下義人氏を始めとする名だたる漆芸家に師事。現在は、重要文化財修復等の伝統的な仕事を請け負う傍ら、アーティストとしても活動。地元姫路を中心に、大阪、京都、東京など金継ぎ教室も開催、全国を飛び回っている。2021年7月には東京銀座、9月には台湾(台北)での個展も開催予定。 2014年日本伝統工芸近畿展「新人奨励賞」、兵庫工芸展「大賞」受賞/2015年播磨・工芸ビエンナーレ「播磨工芸会賞」/2016年第34回黒川録朗賞/2018年LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018 「江藤漆美術工芸」「Urushi Amuse」設立/2019年 World Art Dubai(アラブ首長国連邦)ミラノサローネ国際家具見本市(イタリア)/ART SHOPPING EXPO(フランス)

「触ったらダメ」ではなく、体感型アートで漆の世界を広げたい。

漆とか蒔絵というと、触ったらダメなもの、扱いが難しいものというイメージがありませんか。それではこの世界はもう未来に繋がらない。僕は、そう思っています。僕自身、動きのあるものが好きなんで、常に新しいもの、成長していくものを追求していきたい。子どもの頃から蒔絵師の父親の仕事を手伝っていたので、蒔絵師としてスタートしましたが、蒔絵だけでは先が見えないという危機感が常にあり、様々な技術を学んで技術の幅を広げていきました。その中で、3年前に姫路市の三木美術館で個展を開催した時に完成したのが、ガラスやアクリル板に漆で金魚を描く「泳ぐ金魚」です。僕の頭の中にあったのは、それまで蒔絵や漆に興味のなかった若い人たち、特に子どもや女性に親しんでもらえる動きのあるもの、可愛いものを漆で表現すること。漆は本来強いものですし、壊れても修復できるので、触っても大丈夫なんです。「泳ぐ金魚」は、子どもたちにも大好評です。保育園に通う息子がいますが、息子の保育園に4mのアクリル板を持ち込んで、好きなだけ触って、上に乗って遊んでもらっています。特に、今はコロナ禍で閉塞感があるので、金魚に触れることで、開放感を持ってもらって、漆にも親しんでもらえたら、と考えています。新しい作品の組み立て式の茶室も、そのための取り組みの一つです。これは、数年かけて仕上げていく常に進化し続ける作品で、何度でも見に来て頂けます。今年7月の銀座の個展で初お披露目、茶室のアクリル壁に金魚をライブで描いていく過程を来場者に見てもらいました。来年は、柱に蒔絵を描いていこうと企んでいます。

案内役

Conductor

日本語

庄司 英生

株式会社みたて 代表取締役

芸術

ART

伝統の漆芸技法×3D発想で、
新境地を拓く

漆塗りといえば、器、仏壇仏像などの美術工芸品等、日本人にとっては身近な工芸です。日本における漆芸の歴史は古く、縄文時代の遺跡から漆を塗った容器が発掘されていますが、飛鳥時代に仏教とともに漆工芸技術が伝来すると、蒔絵、螺鈿など、日本の風土と日本人の嗜好に合う美術工芸として発展していきました。姫路仏壇と呼ばれる豪華絢爛な仏壇でも知られる播州地方には、漆工芸の技術が今なお盛んです。今月は、姫路に、漆芸の新たな可能性を訪ねます。

旅について

About the trip

播磨発、ガラス漆アート「泳ぐ金魚」

アーティスト/漆芸家 江藤雄造さん

アクリル板やガラスに、まるで水の中を泳いでいるかのような金魚を描くアートで今、海外からも注目されている姫路在住のアーティスト・江藤雄造さんに、東京や台湾での個展開催に加え、重要文化財の修復作業など伝統技法を守る漆芸家・蒔絵師としての活動やオンラインでの金継ぎ教室開催などについて、お話をお聞きします。

日時

2021.10.2(土)

15:00~16:00
現地参加は17:30

場所

京都市東山

語り手

江藤雄造さん

漆芸家・蒔絵師としての活動やオンラインでの金継ぎ教室開催などについて、お話をお聞きします。

旅の支度

Tutorials

伝統工芸「漆芸」について学びます。

興福寺の阿修羅像に代表される「乾漆」法で作られた仏像や、日常使いのお椀や重箱、仏壇など、かつては身近にあった漆芸ですが、現代では姿を消しつつあります。飛鳥時代に仏教と共に中国から渡来した漆芸の歴史や技法の種類、日本での現状について学びます。斬新なアートで注目される江藤さんの背景にあるものとは?

※事前イベントは、オンラインビデオ会議アプリ「Zoom」を活用して行います。

旅の当日

On the day

ガラス漆アート「泳ぐ金魚」製作秘話と金継ぎ体験

予約注文は1年先まで一杯という、江藤さんのガラス漆アート「泳ぐ金魚」。実際に描く作業を見せていただきながら、臨場感溢れる解説を直接お聞きする貴重な機会です。2021年、東京・台湾の個展で発表された最新作の話もいち早くお届けします。

漆工芸作家に学ぶ、本格的金継ぎ体験

漆工芸作家に学ぶ金継ぎを体験いただきます。リアルでご参加の方には、実際に直したいものを持ち込んでいただき、金継ぎを体験いただきます。オンラインの方は、江藤さんの金継ぎレクチャーを聞いていただき、伝統の技をご堪能ください。

今回は、「朔」の旅にふさわしい京都の新施設からお届けします

2021年10月、京都東山の麓に位置する歴史ある岡崎に、築100年の米問屋の邸宅をリノベーションした研修施設が誕生します。手がけたのは、建築家・魚谷繁礼。今回は、日本文化をアートから再発見する「朔」の旅にふさわしい空間を、京都にご用意しました。

旅の記憶

reflection

「朔」×「泳ぐ金魚」ポストカード

個展以外ではなかなかお目にかかれない、江藤さんの「泳ぐ金魚」シリーズを「朔」オリジナルのポストカードにしてお届けします。

お土産

テキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入ります

語り手

Host

江藤雄造さん

アーティスト/漆芸家
「江藤漆美術工芸」代表

1982年兵庫県姫路市生まれ。高校(デザイン科)時代から、姫路市芸術文化賞受賞の蒔絵師・漆芸家である父・江藤國雄氏の元で漆芸を学ぶ。卒業後は和歌山、神奈川等で幅広い技術を習得。香川県漆芸研究所では、人間国宝・山下義人氏を始めとする名だたる漆芸家に師事。現在は、重要文化財修復等の伝統的な仕事を請け負う傍ら、アーティストとしても活動。地元姫路を中心に、大阪、京都、東京など金継ぎ教室も開催、全国を飛び回っている。2021年7月には東京銀座、9月には台湾(台北)での個展も開催予定。 2014年日本伝統工芸近畿展「新人奨励賞」、兵庫工芸展「大賞」受賞/2015年播磨・工芸ビエンナーレ「播磨工芸会賞」/2016年第34回黒川録朗賞/2018年LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018 「江藤漆美術工芸」「Urushi Amuse」設立/2019年 World Art Dubai(アラブ首長国連邦)ミラノサローネ国際家具見本市(イタリア)/ART SHOPPING EXPO(フランス)

「触ったらダメ」ではなく、体感型アートで漆の世界を広げたい。

漆とか蒔絵というと、触ったらダメなもの、扱いが難しいものというイメージがありませんか。それではこの世界はもう未来に繋がらない。僕は、そう思っています。僕自身、動きのあるものが好きなんで、常に新しいもの、成長していくものを追求していきたい。子どもの頃から蒔絵師の父親の仕事を手伝っていたので、蒔絵師としてスタートしましたが、蒔絵だけでは先が見えないという危機感が常にあり、様々な技術を学んで技術の幅を広げていきました。その中で、3年前に姫路市の三木美術館で個展を開催した時に完成したのが、ガラスやアクリル板に漆で金魚を描く「泳ぐ金魚」です。僕の頭の中にあったのは、それまで蒔絵や漆に興味のなかった若い人たち、特に子どもや女性に親しんでもらえる動きのあるもの、可愛いものを漆で表現すること。漆は本来強いものですし、壊れても修復できるので、触っても大丈夫なんです。「泳ぐ金魚」は、子どもたちにも大好評です。保育園に通う息子がいますが、息子の保育園に4mのアクリル板を持ち込んで、好きなだけ触って、上に乗って遊んでもらっています。特に、今はコロナ禍で閉塞感があるので、金魚に触れることで、開放感を持ってもらって、漆にも親しんでもらえたら、と考えています。新しい作品の組み立て式の茶室も、そのための取り組みの一つです。これは、数年かけて仕上げていく常に進化し続ける作品で、何度でも見に来て頂けます。今年7月の銀座の個展で初お披露目、茶室のアクリル壁に金魚をライブで描いていく過程を来場者に見てもらいました。来年は、柱に蒔絵を描いていこうと企んでいます。

案内役

Conductor

日本語

庄司 英生

株式会社みたて 代表取締役

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