書道

SHODO

なぜ、日本の書は「書道」になったのか

中国から渡来した漢字に、平仮名、片仮名と、世界的に見ても独特の文字文化を持つ日本。筆文字縦書きの書は、日本では「書道」として、茶道や華道のような修練に必要とする“道”になりました。仏教とも深く結び付いたことで、お手本を真似していかに綺麗に書くかという、芸術であり教養として発展したのです。その背景には、日本の風土と日本人の心が大きく関わっています。今月は、平安時代の『経国集』にも登場する歴史ある兵庫県高砂市に、書道家を訪ねます。

旅について

About the trip

日本人の心と書道

書道家 藤田雄大さん

生まれ育った高砂市を拠点に、書道家として、またアーティストとして活躍される藤田雄大さん。書道といえば、学校の授業で習う「お習字」のイメージが強いかもしれません。ところが、藤田さんが主宰する書道教室「心響会」では、大人も子どもものびのびと、好きな言葉や文字に自分の気持ちをのせて書いています。今月は、兵庫県高砂市にある藤井雄大さんのアトリエを訪ね、書の見方や日本人の心のあり様と書道について、お聞きします。

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旅の支度

Tutorial events

シンプルで深淵な書の世界を垣間見る

白と黒、モノトーンのシンプルなアート作品でありながら、表現方法が多彩で奥深い、書の道。以前京都で、MITATEが運営していた外国人向けの書道教室では、墨の「香り」や筆が紙を走る「音」まで楽しむ姿が見られました。チュートリアルイベントでは、翌週の藤田さんとのセッションが楽しみになるような、書道について基本的な事柄を共有します。

※事前イベントは、オンラインビデオ会議アプリ「Zoom」を活用して行います。

旅の当日

On the day

書道家に直接学ぶ「書の見方講座」

お正月は、書を目にする機会の多い時期です。年賀状、書初め、そしてお屠蘇としていただくことの多い日本酒のラベル。師走のこの時期、今月の旅は、日本人にとっての書を見つめなおすことで、日常の風景を新鮮な気持ちで見つめ直すための試みです。知っているようで知らない「書」について、伝統と革新を体現する書道家に学ぶ特別講座です。

書道の歴史に潜む、日本人の心

他の多くの文化と同じように、書道は文字とともに大陸から伝わり、日本において独自の進化を遂げています。日本における書の歴史とその表現手法に触れることで、日本人の心に根差す「ライブ感と刹那性」に迫ります。そしてそれは、どうやら日本酒造り(地酒)にも通じるようです。書道の歴史から、日本的なものづくりや表現について、一緒に紐解いていきましょう。

旅の記憶

Memory

書の世界を覗き見できるポストカード

藤田さんの「書」と「アート」の世界をお家で楽しめるよう、ポストカードにして、お届けします。

お土産

テキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入ります

語り手

Host

藤田雄大さん

書道家

1970年 兵庫県高砂市生まれ。幼少時代より唐津鍾堂に指導を受け、2006年36歳にして脱サラ単身、日本の戦後書道教育の第一人者である故石橋犀水博士創立学校法人扶桑学園日本書道芸術専門学校(静岡県伊東市)の門を叩く。2008年師範科卒業、2009年同校研究科卒業。小久保嶺石、大石分水に師事。卒業後は地元に戻り、書家として活動を続けるが、芸術全般における“書”を見つめ直すため、2015年4月 京都芸術大学に入学し、芸術教養学科で学びを深める。2018年同校を卒業。書道教室「心響会」主宰。書家として作品制作やボランティア、ワークショップ等の活動をする傍ら、アーティスト・フジタタケヲとして書以外の作品制作や他分野のアーティストとも活動も行っている。2010年に高砂市勤労会館跡地の記念碑に銘文を揮毫。2017年には地元高砂市より「文化奨励賞」を受賞。著書に藤田雄大作品集『のら戌』(2019年)。

「書は人なり」。内面的なものまでを表現するもの。

僕は、小さい頃から絵を描くことが大好きで、本当は絵を習いたかったんです。でも、絵は習わせてもらえず、「習字とそろばんなら習っていい」と親に言われたて始めたのが書道でした。お手本を見ながら形を真似して書くのは得意だったので、すぐ夢中になりました。日本では「お習字」のイメージが強いですが、「書は人なり」という言葉があるように、本来、書は、その人の内面的なものまでを表現するもの。言葉を書くということは、その人が考えていることや感じていること、全てを表現することになるから。特に、元々、絵を描く僕にとってはごく自然なことで、書家としての仕事と、アーティストとしての表現の場を両方持つようになったのも、こうした流れからです。「富久錦」の稲岡さんとの出会いは、同じ播磨で活動する書家ということで、新しい純米酒のラベルをご依頼頂いたことがきっかけでした。僕の中での地酒のイメージは、まず、その土地らしい力の漲る力強いものだったので、力強さを表現したいと思った。さらに、今は、全国どこへ行っても同じお酒を作れるのに、あえて温度管理の難しい大正時代の木桶で仕込む酒ということで、ただ綺麗なだけではなくて、その酒の成り立ちを表現できる文字をと考えて、歴史的な文字の篆書体を使うことにしました。安定して毎年同じ味を大量生産する大手メーカーの酒とは別に、酒蔵のあるその土地の風土やその年の出来事、つくり手の想い、そういった刹那的なものを凝縮した地酒があっていい。書も、先生のお手本通りの綺麗な文字とは別に、書き手の内面的なものまでを表現するものとして、もっと広く親しまれるようになるといいと思います。

案内役

Conductor

日本語

庄司 英生

株式会社みたて 代表取締役

書道

SHODO

なぜ、日本の書は
「書道」になったのか

中国から渡来した漢字に、平仮名、片仮名と、世界的に見ても独特の文字文化を持つ日本。筆文字縦書きの書は、日本では「書道」として、茶道や華道のような修練に必要とする“道”になりました。仏教とも深く結び付いたことで、お手本を真似していかに綺麗に書くかという、芸術であり教養として発展したのです。その背景には、日本の風土と日本人の心が大きく関わっています。今月は、平安時代の『経国集』にも登場する歴史ある兵庫県高砂市に、書道家を訪ねます。

旅について

About the trip

日本人の心と書道

書道家 藤田雄大さん

生まれ育った高砂市を拠点に、書道家として、またアーティストとして活躍される藤田雄大さん。書道といえば、学校の授業で習う「お習字」のイメージが強いかもしれません。ところが、藤田さんが主宰する書道教室「心響会」では、大人も子どもものびのびと、好きな言葉や文字に自分の気持ちをのせて書いています。今月は、兵庫県高砂市にある藤井雄大さんのアトリエを訪ね、書の見方や日本人の心のあり様と書道について、お聞きします。

日時

2021.12.11(土)

15:00~16:00

場所

兵庫県高砂市
※オンラインのみ実施

語り手

藤田雄大さん

書から広がる教養を語らうトークタイム。

旅の支度

Tutorials

シンプルで深淵な書の世界を垣間見る

白と黒、モノトーンのシンプルなアート作品でありながら、表現方法が多彩で奥深い、書の道。以前京都で、MITATEが運営していた外国人向けの書道教室では、墨の「香り」や筆が紙を走る「音」まで楽しむ姿が見られました。チュートリアルイベントでは、翌週の藤田さんとのセッションが楽しみになるような、書道について基本的な事柄を共有します。

※事前イベントは、オンラインビデオ会議アプリ「Zoom」を活用して行います。

旅の当日

On the day

書道家に直接学ぶ「書の見方講座」

お正月は、書を目にする機会の多い時期です。年賀状、書初め、そしてお屠蘇としていただくことの多い日本酒のラベル。師走のこの時期、今月の旅は、日本人にとっての書を見つめなおすことで、日常の風景を新鮮な気持ちで見つめ直すための試みです。知っているようで知らない「書」について、伝統と革新を体現する書道家に学ぶ特別講座です。

書道の歴史に潜む、日本人の心

他の多くの文化と同じように、書道は文字とともに大陸から伝わり、日本において独自の進化を遂げています。日本における書の歴史とその表現手法に触れることで、日本人の心に根差す「ライブ感と刹那性」に迫ります。そしてそれは、どうやら日本酒造り(地酒)にも通じるようです。書道の歴史から、日本的なものづくりや表現について、一緒に紐解いていきましょう。

旅の記憶

reflection

書の世界を覗き見できるポストカード

藤田さんの「書」と「アート」の世界をお家で楽しめるよう、ポストカードにして、お届けします。

お土産

テキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入りますテキストが入ります

語り手

Host

藤田雄大さん

書道家

1970年 兵庫県高砂市生まれ。幼少時代より唐津鍾堂に指導を受け、2006年36歳にして脱サラ単身、日本の戦後書道教育の第一人者である故石橋犀水博士創立学校法人扶桑学園日本書道芸術専門学校(静岡県伊東市)の門を叩く。2008年師範科卒業、2009年同校研究科卒業。小久保嶺石、大石分水に師事。卒業後は地元に戻り、書家として活動を続けるが、芸術全般における“書”を見つめ直すため、2015年4月 京都芸術大学に入学し、芸術教養学科で学びを深める。2018年同校を卒業。書道教室「心響会」主宰。書家として作品制作やボランティア、ワークショップ等の活動をする傍ら、アーティスト・フジタタケヲとして書以外の作品制作や他分野のアーティストとも活動も行っている。2010年に高砂市勤労会館跡地の記念碑に銘文を揮毫。2017年には地元高砂市より「文化奨励賞」を受賞。著書に藤田雄大作品集『のら戌』(2019年)。

「書は人なり」。内面的なものまでを表現するもの。

僕は、小さい頃から絵を描くことが大好きで、本当は絵を習いたかったんです。でも、絵は習わせてもらえず、「習字とそろばんなら習っていい」と親に言われたて始めたのが書道でした。お手本を見ながら形を真似して書くのは得意だったので、すぐ夢中になりました。日本では「お習字」のイメージが強いですが、「書は人なり」という言葉があるように、本来、書は、その人の内面的なものまでを表現するもの。言葉を書くということは、その人が考えていることや感じていること、全てを表現することになるから。特に、元々、絵を描く僕にとってはごく自然なことで、書家としての仕事と、アーティストとしての表現の場を両方持つようになったのも、こうした流れからです。「富久錦」の稲岡さんとの出会いは、同じ播磨で活動する書家ということで、新しい純米酒のラベルをご依頼頂いたことがきっかけでした。僕の中での地酒のイメージは、まず、その土地らしい力の漲る力強いものだったので、力強さを表現したいと思った。さらに、今は、全国どこへ行っても同じお酒を作れるのに、あえて温度管理の難しい大正時代の木桶で仕込む酒ということで、ただ綺麗なだけではなくて、その酒の成り立ちを表現できる文字をと考えて、歴史的な文字の篆書体を使うことにしました。安定して毎年同じ味を大量生産する大手メーカーの酒とは別に、酒蔵のあるその土地の風土やその年の出来事、つくり手の想い、そういった刹那的なものを凝縮した地酒があっていい。書も、先生のお手本通りの綺麗な文字とは別に、書き手の内面的なものまでを表現するものとして、もっと広く親しまれるようになるといいと思います。

案内役

Conductor

日本語

庄司 英生

株式会社みたて 代表取締役

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